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  私たちの回りにあふれるカラー(色)。
ファッションやインテリアの色が、人の生理や心理に影響することはご承知のことと思います。 また、近頃は風水の考え方を取り入れて、家の間取りやインテリアをお決めになる方も増えてきています。 このコーナーでは、インテリア・ファブリック(布地)を中心に、毎回テーマを絞って、カラーや風水、インテ リアコーディネートなどのワンポイントアドバイスをいたします。

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第33回目は、色のちから(5)ブルー-高齢者に必要な色、です。
  
  前回はブルーは暑い季節には涼感を誘ったり、鎮静効果がある色だということをお話しました。実は、このブルー、高齢者にとっても重要な色なのです。
  加齢に従い、人の目も老化が進みます。老眼や白内障がその代表で、白内障は水晶体内のたんぱく質が酸化し、白濁、黄変してしまうことから起こります。こうしてできる限り透明であるべき水晶体が濁るので、当然、「物」が見えづらくなってしまいます。
  黄変した目で白い紙を見ても、クリーム色にしか見えないので、公共施設のサインなどでは「白+黄」の組み合わせが見えづらくなります。

 また、全てが黄味がかって見えるので、補色(反対色)である青系の色の区別がしづらくなります。そのため似たような青同士でデザインされたサインなども見えにくくなります。以上のように微妙な色差が分かりづらいことから、事故が起こりがちです。階段の踏み板などにも、やはり色彩的な配慮が必要でしょう。
  では、なぜ高齢者に「ブルー」が必要なのか?人の体は自然とバランスを取るような仕組みが出来ています。目の老化によって見るもの全てが黄味がぶりで見えるため、人はその反対色(補色)である「ブルー」を欲するのです。確かに、黄をかぶせて見る青は見づらいものですが、高齢者にとってブルーという色は、生理的に必要とされる色なのです。